1984年のDIN規格のハンドブックを、捨てずに保管しています。
DINはドイツ規格ですが、ヨーロッパ全体で広く使用されています。
今もDIN規格番号が、ねじビジネスの基本です。
ヨーロッパ以外でもDIN規格のねじがメトリックねじの主流です。
残念ですが、我が日本のJISは世界のねじ市場では、小さなマーケットです(涙)。
なぜ、古い規格書を持っているのかというと……
DINハンドブックは、改訂されると古い規格がガンガン規格書から削除されてしまうからです。
DIN912(六角穴付きキャップスクリューの規格#です)規格にあるように何年のバージョンなのか記載されます。
規格のマイナーチェンジが結構な厄介仕事で……
例えば、マイナスねじの「すり割り付き小ねじ」のすり割り幅の寸法。
マイナスの幅の寸法が変更になった時がありました。
しかも、全部のサイズではなくて一部のサイズのみ。
ムチャクチャ厄介です。面倒です。
ちなみに、DIN84、DIN85、DIN963などの規格がマイナスねじの規格です。
と言うような理由で、ネット上でも古い規格寸法などが検索できない場合があるので、仕方がないので古い規格書は捨てられません!