Chapter 11 of the United States Bankruptcy Code
アメリカ向けのビジネスをしている人達はよくご存じですね。
倒産、倒産処理の事が書いてある難解な文章。スイス系の会社に勤務している頃は、法務担当者などが居たので、私が個人的に難解な文章を読まされることはなかった。
会社の代表者になって初めてこの書類がFedExで送られてきた時には、ヤバそうな感じだから、これは専門家にお任せだなと瞬時に思った。
倒産への感じ方
日本の倒産は、ドロドロ系が多いが、アメリカの倒産はしれッとしていることが多い気がする。昔から、会社の売買M&Aは日本とは比較にならないくらい多いので、倒産への感じ方も日本人のそれより、「軽い」。
さて、初めてのチャプター11を受け取った時の話に戻します。
一生懸命英文を読もうとしましたが、難解すぎてギブアップ。
日本語で書かれていても理解できないでしょうからね。
何回か、アメリカから同意書の様なものにサインを求められたり、
この場所まで来てほしいとか、何しろめんどくさい。
回収不能金額も、80万円弱の少額だったので、この時には放棄させて頂きました。
放棄しなくても戻ってこないと思いますが・・・
予期せぬ継続
その後少し期間が経ち、同じビジネスを同じエリアで始めた会社が、
しれッと見積依頼を送ってきた。
あの時は、申し訳なかった・・・・・などと言う態度や言葉もございません。
我々も慣れているのですかね、取引を継続しています。
ドイツ、イスラエルの取引先の倒産などもありましたが、共通しているのは、
日本人感覚では「明るい倒産」としか思えないような、サバサバ感です。
チョット脱線話
中国子会社で経験した色々な、
「倒産」「撤退」「争議」「黒社会からの恐喝」「国家権力との・・・」
中国ビジネスを経験するうえで避けては通れないでしょうね。国際ビジネス経験者は同じような事を経験して、感じていると思います。